「JCBカード」について情報収集している人は、以下のような不安や疑問を持っていることが多いです。
あなたも同じような疑問や不安をもっていませんか?
- JCBカードや特徴・メリット・デメリットを教えてほしい
- JCBカードの審査って難しいの?どんな場合に落ちる?
- クレジットカードに詳しい人が選んだおすすめのJCBカードが知りたい・・・
上記のような疑問や不安を解決しないまま、JCBカードを作ろうとしては絶対にいけません。
審査に落ちる可能性もあるでしょうし、自分とは合っていないJCBカードと契約することだって考えられます。
せっかくJCBカードを作るのだったら、審査に苦戦することなくベストなカードを作りたいですよね。
そこで今回の記事では「JCBカード」について、絶対に解決しておくべき疑問全てに、クレジットカードを長年研究してきたクレカマニアが回答していきます。
この記事を読めば、あなたが知っておくべき「JCBカード」に関する知識はすべて網羅できますよ!
読み終えた時には、
- JCBカードの特徴とメリット・デメリット
- JCBカードの審査難易度と審査突破のコツ
- クレカマニアが選んだおすすめのJCBカード
についてはっきりと理解できているでしょう。
JCBカードの特徴とメリット・デメリット
まず紹介するのは「JCBカードの特徴とメリット・デメリット」です。
メリット・デメリットを簡潔にまとめました。次項よりさっそく紹介していきます。
JCBカードのメリット
ディズニーリゾートオフィシャルスポンサーのため、ディズニーリゾート関連サービスが豊富です。
セブンイレブンで利用すれば、ポイント3倍、スターバックスの利用でポイントが5倍になります。
また宝塚歌劇団や劇団四季など、会員限定のミュージカルやコンサートなどのサービスがあるのも魅力です。
さらに「安心お知らせメール機能」があり、使い過ぎを未然に防ぐ事が出来ます。
クレジットカード初心者でも安心して利用できるカードが「JCBカード」です。
JCBカードのデメリット
JCBカードは日本で生まれたクレジットカードのため、海外旅行ではなかなか目立った活躍ができません。
海外ではVISAやMasterCardに比べ、利用できるところが少ないです。
筆者もアメリカにいったとき、あまりにJCBカードが使えなくてびっくりしました。
おなじアメリカでもハワイだとJCBカードはそれなりつかえるですが・・・残念です。
ちなみにハワイにはJCBの専用カウンターがあり、トロリーバスが無料で使えるなどの特典がついてきます。
JCBオリジナルシリーズの種類とメリット・デメリット
現在、JCBカードは数種類のカードが発行されています。
- JCB一般カード
- JCBゴールドカード
- JCB一般カード(WEB限定版)
- JCBゴールドカード(WEB限定版)
- JCB CARD EXTAGE
- JCB GOLD EXTAGE
「JCBオリジナルシリーズ」といわれるカード群の特徴と長所・短所を1つずつ見て行きましょう。
JCB一般カード
JCBカードの中でベーシックなクレジットカードです。
インターネットからの申込みで初年度の年会費が無料になります。
一定条件を満たすことで翌年も年会費が無料になります。
いつものショッピング、公共料金の支払いなどでJCBオリジナルポイントの「Oki Dokiポイント」が貯まります。
JCB一般カードの長所と短所
一般カードはインターネットからの申込みで初年度の年会費が無料になります。
また海外利用でポイント還元率が1%なのも魅力の一つです。
さらに国内・海外旅行傷害保険が付いているので、国内はもちろん、海外旅行でも安心です。
短所らしい短所はないですが、あえて挙げるならば二年目から年会費で1,250円(税別)必要になることでしょう。
JCBゴールドカード
JCBオリジナルシリーズの一般的なゴールドカードです。
海外利用でポイント還元率が1%と高還元率なのが最大の特徴。
旅行保険はもちろん、空港ラウンジサービスなどの美食家優遇サービスも目立ちます。
ゴールドグレードならではの手厚いサービスがついたクレジットカードです。
さらに一定条件を満たすことでワンランク上のゴールドカード「JCBゴールド・ザ・プレミア」へ切り替える事も可能です。
JCBゴールドカードの長所と短所
インターネットからの申込みで初年度の年会費が無料になるのはかなりの利点です。
海外国内旅行傷害保険がデフォルトで付帯しているのも見逃せません。
空港ラウンジサービスなど手厚い優遇サービスを受けることができるものうれしいポイントです。
一方、短所としては初年度以降の年会費が10,000円(税別)かかる点です。
JCB CARD EXTAGE
JCBカードの中でも10代・20代に特化されたクレジットカードです。
年齢が18歳から29歳まで、JCBが指定する申請条件に合う方なら、どなたでも申込みが可能です。
5年後の更新まで年会費が無料のクレジットカードで、最高2,000万円まで海外旅行傷害保険が付帯しています。
またJCBポイントが加入後3ヵ月間は3倍、4ヵ月目以降は1.5倍とお得なカードです。
JCB CARD EXTAGEの長所と短所
5年後の更新まで年会費が無料で、海外旅行傷害保険が利用付帯しています。
また5年後の更新まで家族カードも年会費無料です。
ただ国内旅行保険の付帯がありません。
さらに5年後の更新により、年会費が1,250円(税別)になるのも残念なポイントです。
JCB GOLD EXTAGE
JCB CARD EXTAGEのゴールドカードです。
20代の方を対象にしたクレジットカードです。
加入後3ヵ月間はポイント還元率が3倍、4ヵ月以降は1.5倍になります。
国内・海外旅行傷害保険付帯(利用付帯)しており、ゴールドグレードではおなじみの空港ラウンジサービスなどの優遇サービスも受けられます。
JCB GOLD EXTAGE長所と短所
加入後3ヵ月はポイント3倍、4ヵ月以降はポイント1.5倍なのは最大の特徴です。
ゴールドグレードなので、空港ラウンジサービスなどのゴールドカード優遇サービスも受けられるのも魅力。
ノーマルグレードではなかった国内・海外旅行の障害補償付帯(利用付帯)なのも評価できます。
ただ次年度以降は年会費が3,000円(税別)かかります。
20代でゴールドカードを持ちたい人には向いているでしょう。
ここまででは、「JCBカードの特徴とメリット・デメリット」をお伝えしました。
複数種類あるJCBカード特有の利点や弱みについて、理解していただけたのではないでしょうか。
次に紹介するのは、「JCBカードの審査難易度と審査突破のコツ」です。
JCBカードの審査難易度と審査突破のコツ
JCBカードの審査に通過するためには、JCBカードの審査基準を確認することが重要です。
しかし、基本的にクレジットカード会社の審査基準というものは公表されておりません。
JCB側に問い合わせても、明確な回答が返って来ることはないです。
JCBカードの審査基準を知るためには、過去の審査通過事例や、落ちた事例などで傾向をつかむことが重要です。
この章ではクレカマニアの筆者が集めてきた秘蔵の「JCBの審査」の関する情報を共有していきます。
JCBカードの審査難易度は業界最高レベル
JCBカードはクレジットカードブランドが発行するクレジットカードです。
提携会社から発行するクレジットカードではなく、カードブランドが独立して発行している固有カードです。
クレジットカードの中でも、審査通過の難易度が最も高いクレジットカードになります。
一般的にクレジットカードは「銀行系」「独立系」「信用金庫系」「消費者金融系」があり、もっとも審査難易度が高いのが独立系です。
JCBカードは独立系の固有クレジットカードなので、最も審査難易度が低い「消費者金融系」とは比べものにならない審査難易度を誇ります。
JCBカードの審査で落ちる人に見られる5つの特徴
「JCBカードの審査に落ちる理由は何なのか」と気になっている人は多いでしょう。
自分は「JCBカードが落ちる人」ではないか、ドキドキしている人もいるはずです。
ではJCBカードに審査に落ちる主な原因を解説していきましょう。
結論から言いますと、JCBカードに審査の落ちてしまう人は以下のような特徴を持ちます。
- 年間所得が100万円未満
- 過去5年以内に金融機関で延滞している、または現在延滞中
- 現在、他社から多くの借入がある。
- 半年の間に何社もクレジットカード申込みをした
- 30歳以上なのに「クレヒス」がない
ではさっそく、それぞれの特徴の具体的な詳細について説明していきましょう。
特徴1.年間所得が100万円未満
年間所得が極端に少ない場合には「返済能力に不安がある」と判断されるため、審査に落ちる原因になります。
基準では120万円未満の場合は、他の申請者の情報(属性)によっては審査に落ちる可能性があります。
特徴2.過去5年以内に返済延滞済み・現在延滞中
クレジットカード会社は審査段階で、「個人信用情報機関」に保管された個人信用情報を確認します。
個人信用情報とは、金融機関が共通に確認することができる申請者のお金に関する取引記録です。
住宅ローン・カードローン・携帯電話の分割支払い履歴まで全ての情報を確認することができます。
そのため、過去に支払いの遅延や延滞など、クレジット事故を1度でも起こしている場合、信用事故情報が記録されて、審査に落ちる原因になります。
金融事故の種類にもよりますが、事故情報は基本的に一応5~10年程度で履歴がクリアになる仕組みです。
特徴3.他社から多くの借入がある
個人信用情報は、申請者が現在「どこで」「いくら」の借入をしているか等の情報も確認することができます。
またクレジットカードにはショッピングで利用できる「ショッピング枠」と、お金を借りられる「キャッシング枠」が存在し、クレジットカード会社のキャッシング枠は「総量規制」の対象になっています。
申請者の現在の借入額が多い場合や、借入限度が年間所得の3分の1を超えれば、審査を通過できない可能性が高いです。
特徴4.半年の間にクレジットカードを複数枚申請した
半年ほどの短い期間に複数枚のクレジットカードの申し込みをすると、審査に落ちる可能性があります。
信用情報機関から得られる個人信用情報には、「いつ」「どこで」申請したかの履歴もきちんと記録されています。
短期間に複数枚のクレジットカードを申請した場合、「自社クレジットカードは利用させない」と判断されて審査に落ちる可能性があります。
またすでに複数枚のカードをすでに持っている場合には、総量規制を警戒して審査に落ちることもあります。
特徴5.30歳以上なのに「クレヒス」がない
信用情報機関に記録された個人情報をクレジットヒストリー(クレヒス)と言います。
基本的に何かの融資を受けたことがある人なら、クレヒスが必ず記録されています。
しかし、まれにクレヒスが全くないという人が存在します。
単純に考えてクレヒスが全くないと言うことは、クレジットカードなどを持ったことない現金主義者か、かつてクレジット事故記録をクリアにした(=自己破産した)人のどちらです。
申請者が20代なら現金取引だけしかしたことがない現金主義者とも考えられます。
しかし30歳以上の場合は、自動車の借金や携帯端末の割賦を利用したことがないとは考えにくいです。
その為、自己破産者と判断され審査に落ちる可能性があるのです。
JCBカードの審査を通過する5つのポイント
審査に落ちる主な原因が分かったところで、次に審査を通過するポイントを説明します。
審査を通過するためには、下記のポイントをしっかり押さえておく必要があります。
JCBカードの審査に通過する5つのポイント
- 「属性」を高める
- 信用事故を起こさない
- 借入金は申請前にできるだけ返済しておく。
- 申請はJCBカード一つに絞る
- クレヒスを作る
ではさっそく、それぞれのポイントの具体的な詳細について説明していきましょう。
ポイント1.「属性」を高める
クレジットカードの審査はスコアリング方式で行われます。
スコアリング方式では、本人が申告した個人情報や信用情報機関の個人信用情報を各項目に点数化します。
そして、総合点数で審査通過するかどうかを決定するのです。
スコアリング時は年間所得だけでなく、申告した全ての情報が点数化されると言っても過言ではありません。
スコアリングをうまく突破するには、業界で「属性」といわれるポイントを高める必要があります。
具体的には勤務年数や居住期間を長くしたりすると「属性」が高まり、高評価になります。
年間所得などに自信が無い場合には、他で評価点数を稼ぐのが重要です。
申請書等に自分の情報を適当に記入せずに、申請情報を明確に伝えましょう。
ポイント2.信用事故を起こさない
過去の信用情報は、クレジットカードの審査では必ずチェックされます。
過去に信用事故を起こしたことが原因で、審査通過できない可能性があります。
一日でも遅延が発生すれば、信用情報には明確に記録されてしまうでしょう。
必ず期日を守って、きちんと返済していくことが重要です。
ポイント3.借入金は申請前にできるだけ返済する
現在、多くの借金がある場合、総量規制にかかる可能性があります。
JCBカードの申し込みをする前に、出来るだけ返済することが重要です。
ポイント4.申請はJCBカード一つに絞る
信用機関情報の履歴で、申請者がどのクレジットカード会社にいつ申込みをしたのかは一目瞭然になります。
短期間に複数のクレジットカードの申し込みをする行為はやめましょう。
JCBカードの審査にどうしても通過したい場合には、申請はJCBカード一つに絞って行ってください。
ポイント5.クレヒスを作る
過去に事故を起こしている方やクレヒスが全くない方の場合、審査に通過するのは非常に難しい状態です。
JCBクレジットカードの申し込みをする前に、何らかの方法である程度クレヒスを磨く必要があります。
携帯電話の分割購入が、審査の難易度的にも返済期間的にもクレヒス作りに最適です。
返済をつづけていけばクレヒスが自然と磨かれ、JCBクレジットカードの審査に通過する可能性が高まります。
ここまででは、「JCBカードの審査難易度と審査突破のコツ」をお伝えしました。
JCBカードの審査突破のために必要な知識について、理解していただけたのではないでしょうか。
次に紹介するのは、「クレカマニアが選んだおすすめのJCBカード」です。
クレカマニアが選んだおすすめのJCBカード
ここまでJCBカードに関する様々な情報を紹介しましたが、読者の中には「結局、何のJCBカードがおすすめなの?!」と思っている人もいるでしょう。
結論からいいましょう。
クレカマニアとしてオススメできるJCBカードは「JCBゴールド・ザ・プレミア」です。
「JCBゴールド・ザ・プレミア」の基本スペック
まずは「JCBゴールド・ザ・プレミア」について詳しいスペックをまとめてみましょう。
年会費 | 税込16,200円 |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5~1.0% |
ポイント有効期限 | 5年間 |
海外旅行傷害保険 | 自動付帯 |
利用できる空港ラウンジ | 国内ラウンジ・海外のプライオリティパス |
JCBカードは正直いって、圧倒的にオトクなカードが存在しません。
グレードに見合った「妥当」なカードばかりです。
グレードを逸脱した個体差がないクレジットカードだからこそ、必然的にJCBのおすすめのカードは高グレードである「ゴールドカード」になるのです。
クレジットカードにはさまざまなゴールドカードがありますが、「JCBゴールド・ザ・プレミア」は利用条件が明確で比較的手に入れやすい特徴をもちます。
JCBゴールド・ザ・プレミアの入手条件は、JCBゴールドカードを2年連続で100万円以上利用すればOK。
条件が達成できれば、自動的に招待が届いてカードを取得できます。
100万円の集計は12月16日から翌年の12月15日までで、集計期間中で100万円を超えれば、2月にメールで招待がきますよ。
JCBゴールド・ザ・プレミアにグレードアップすると、プライオリティパスを無料で入手できたり、「JCB Lounge」が使えるようになります。
これらの特典はJCBゴールドカード以上のみ。特典を利用するだけでVIP感が味わえます。
クレカマニアなら一度は手に入れたいおすすめのクレジットカードです。
まとめ
以上、「JCBカード」をテーマとして主に3つの知識を解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
紹介した3つの知識さえ押さえておけば、「JCBカード」に関する知識はすべて網羅できています。
今後、JCBカードの申し込みをする機会があるなら、今回紹介した知識をぜひ参考にしてみてください。