「Amazonのクレジットカード」について情報収集している人は、以下のような不安や疑問を持っていることが多いです。
あなたも同じような疑問や不安をもっていませんか?
- Amazonで発行しているクレジットカードってどんな特徴があるの?
- Amazonのクレジットカードは、Amazonを使わない人でもオトクなの?
- Amazonのクレジットカードは審査がカンタンって本当?
上記のような疑問や不安を持っているのに解決しないまま、Amazonのクレジットカードを作ってはいけません。
あなたには合っていないクレカの可能性だってあるでしょうし、下手をすると審査に落ちる事だって考えられます。
せっかくAmazonのクレジットカードを作るのだったら、自分の最適の1枚であってほしいですよね。
そこで今回の記事ではAmazonのクレジットカードについて、絶対に解決しておくべき疑問全てに、Amazonクレカを実際に利用しているクレカマニアが回答していきます。
この記事を読めば、あなたが知っておくべき「Amazonのクレジットカード」に関する知識はすべて網羅できますよ!
読み終えた時には、
- Amazonのクレジットカードの特徴
- Amazonクレジットカードの審査ポイント
について、はっきりと理解できているでしょう。
Amazonのクレジットカードの特徴
まず紹介するのは「Amazonのクレジットカードの特徴」です。
「Amazon」は翌日の1時間配送など、速い配送で人気のインターネットサイトです。
最近は動画配信など、多様なサービスを提供しています。
そんなAmazonのサービスをより安価に利用できるクレジットカードが「Amazonマスターカード」です。
発行開始直後は酷評が続いていましたが、集まったポイントが使用しやすくなり再評価されています。
Amazonをさらに安く使用できるクレジットカードとして進化しているのです。
Amazonクレジットカードは2種類ある
Amazonが三井住友カードと提携し発行しているAmazonマスターカードには2種類あります。
一般カードである「Amazon MasterCardクラシック」と、その上級カード「Amazon MasterCardゴールド」です。
三井住友銀行との提携で提供されており、国際ブランドは名前にもあるようにMastercardです。
まずは「Amazon MasterCardクラシック」「Amazon MasterCardゴールド」共通の特徴を紹介しましょう。
2つのAmazonクレジットカードに共通する特徴は、以下の2つです。
- 最大2.5%のポイント還元率
- 審査後すぐにクレジット機能が利用可能
特徴1.最大2.5%のポイント還元率
2種類ともに共通サービスとしてAmazonポイントが累積される仕組みです。
また入会ボーナスポイントを受けることができるのも特徴。
通常のクレジットカード利用時でも、Amazonで利用すると、1.5~2.5%のポイント還元が受けられます。
MasterCard加盟店では1.0%ポイント還元なので、いかに高いポイント還元率かがわかります。
貯まったAmazonポイントは、1ポイント1円でAmazonで自身のショッピングに利用可能です。
Amazonユーザーならポイントを無駄なく使いたいときに利用できるので、使い勝手のいいポイントといえます。
以前は数千ポイント集めても、Amazon商品券に交換するしか方法がなかったため、酷評を受けました。
しかしAmazonポイントが登場したことによって、他のポイントと同じように直接利用できるようになり再評価されています。
ポイントはカードを発行する際にログイン(または新規登録)したアカウントに自動加算されますよ。
特徴2.審査後すぐにクレジット機能が利用可能
Amazonマスターカードの最大の特徴といえるのが、審査に通過した後すぐにカード決済が可能な点です。
数あるクレジットカードの中でも珍しい「直ちに利用できるサービス」を実施しています。
このサービス自体は、カード発行元の三井住友カードのサービスとなります。
三井住友の力を利用することで、審査通過後からカード発行1~2週間ほどの間もカード決済が可能です。
Amazonサイトで審査サービス対応時間内(9:00~19:00)にAmazonでカードの申請を実施し、合格通知がくればクレジットカード機能の利用権が発生します。
具体的には「Amazonテンポラリー・カード」と呼ばれる臨時のカードが発行されるのです。
「Amazonテンポラリー・カード」によってAmazonの買い物がすぐに利用することができます。
Amazonで買い物がしたくても、クレジットカードがない場合などに便利なサービスとなるでしょう。
「クラシック」と「ゴールド」の違い
先ほどは「Amazon MasterCardクラシック」「Amazon MasterCardゴールド」共通の特徴の紹介をしました。
ではクラシックとゴールドそれぞれの特徴は、どうなのでしょうか。
Amazon Mastercardクラシックの特徴
Amazonマスターカードの一般カードが「Amazon MasterCardクラシック」です。
主なスペックは以下の通りになります。
国際ブランド | MasterCard |
---|---|
年会費 | 初年度は無条件で無料 |
年会費(2年目以降) | 前年度に1回以上のカード利用で2年目も無料 |
ポイントプログラム | Amazonポイント |
ポイント還元率 | 1.0~2.0% |
ショッピング保険 | 最高100万円 |
旅行保険 | 国内・海外ともになし |
家族カード機能 | なし |
ETCカード機能 | 初年度は無条件で無料 前年度1回以上のETCカード利用で2年目も無料 |
対応電子マネー | iD |
年会費は初年度無料で翌年以降も年1回のカード利用で無料なので、実質年会費は無料のクレジットカードとなります。
ETCカードも初年度年会費無料、翌年以降も年1回のETC利用で無料です。
ポイント還元率はAmazon利用で1.5%還元、Amazonプライム会員なら2.0%還元です。
Amazon以外のMasterCard加盟店なら1.0%と、高還元のクレジットカードといえます。
また入会時の特典として2,000円分のAmazonポイントを受けることができるのも魅力。
電子マネーは「iD」を追加できます。
iDは後払い式電子マネーとなるので、いつでも利用が可能です。
クレジットカードが使えない店でも間接的に信用決済ができる、便利な電子マネーとなってくれます。
実質年会費無料でETCカードを利用でき、常時1%という還元率でポイントが貯まる利点もあります。
一方、短所としては保険がショッピング保険しかないところが挙げられるでしょう。
旅行保険が一切ないのは、痛い短所といえます。
Amazon Mastercardゴールドの特徴
クラシックの上位カードとなるのが「Amazon MasterCardゴールド」です。
主なスペックは以下の通り。
国際ブランド | MasterCard |
---|---|
年会費 | 10,000円(税別) |
ポイントプログラム | Amazonポイント |
ポイント還元率 | 1.0~2.5% |
ショッピング保険 | 最高300万円 |
旅行保険 | 国内・海外ともにあり 自動付帯:最高1,000万円 利用付帯:最高5,000万円 |
家族カード機能 | なし |
ETCカード機能 | 初年度は無条件で無料 前年度1回以上のETCカード利用で2年目も無料 |
対応電子マネー | iD |
クラシックの基本機能にゴールドだけの特典が追加されたのが、Amazonゴールドカードです。
年会費は通常10,800円と、クラシックよりも圧倒的に割高になります。
しかしカードの請求支払額をリボ払いに登録することにより、年会費が半額になる特典があります。
2年目以降もリボ払いを登録し続けたうえで、前年度1回以上のカード利用で半額割引が継続できますよ。
さらにWEB明細を利用し、前年度6回以上の請求があると1,080円割引されます。
基本の特典として、クラシックと同様に入会特典とAmazonで優遇ポイント還元があります。
クラシックより受けるポイントが大きくなることが特徴です。
カード加入時に受けるポイントはクラシックの2,000円分に比べ、ゴールドでは1,000円多いです。
ただ2017年9月以降は加盟によるポイントUPキャンペーンは休止しているので要注意。
後々復活する可能性は高いので、様子をみるのもいいでしょう。
またAmazon利用でのポイント還元は、クラシックの1.5%より1.0%増えた2.5%還元になっています。
そんなゴールドカードですが、クラシックよりも圧倒的に進化したのが「保険」です。
ショッピング保険の補償金額がアップし、クラシックにはなかった旅行保険が付帯しました。
旅行保険は、海外国内共に自動付帯と利用付帯が選べます。
旅行代金をカードで支払うこと(利用付帯)により、補償の最高額をあげることが可能です。
ゴールドグレードでは当然の機能となる空港ラウンジの利用もできますよ。
ゴールドになると「Amazonプライム」を無料で利用できる点も見逃せません。
Amazonプライムは年会費3,900円で、Amazonのお急ぎ便と日時指定便を無料で何度でも利用可能なサービスです。
映画やテレビ番組などの動画配信を追加料金なく利用できます。
100万曲以上の曲を楽しめたり、各種の恩恵を提供する会員制プログラムです。
プライム年会費を含めてカードの年会費を計算すると、初年度1500円、2年以降420円という年会費の計算です。
筆者はゴールドカードを使っていますが、何を隠そう「Amazonプライム」が無料になるのに惹かれて加入しています。
Amazonクレジットカードを選ぶべき人とは
Amazonマスターカードはクラシックとゴールドで推薦できる利用者が異なります。
当然ながら、普段からAmazonをよく使う人が利用すべきでしょう。
楽天をよく使うのであればAmazonカードにする必要はありません。
クラシックはAmazonのライトユーザー向け、ゴールドはヘビーユーザー向けとなります。
しかしヘビーユーザーでなくても、Amazonプライムなどで映画を見たり音楽を楽しみたい方などはゴールドカードを利用するべきです。
クラシックについても年1回の利用で年会費が無料となるので、ショッピング用やETC用のサブカードとして有効です。
どうしても迷う人はまずはクラシックを使い、相性が良ければゴールドに変更するのを推薦します。
ここまでは、「Amazonのクレジットカードの特徴」をお伝えしました。
Amazonが発行するクレカにはどんな特徴があるのか、理解していただけたのではないでしょうか。
次に紹介するのは、「Amazonクレジットカードの審査ポイント」です。
Amazonクレジットカードの審査ポイント
Amazonクレジットカードの申請サイトの下部に注目してください。
記載にあるように、Amazonのクレジットカードの審査は三井住友カードが行っています。
三井住友カードと言えば、銀行系クレジットカードです。
銀行系カード会社が発行するクレジットカードとなると、消費者系や流通系より審査が難しい傾向があります。
Amazonカードも例に漏れず、比較的審査が難しいカードです。
楽天カードやACマスターカードのようにカンタンに審査に通るわけではないのを覚悟してください。
Amazonクレジットカードの審査内容
Amazonカードの審査内容は、三井住友系列の他のクレジットカードとそれほど違いはありません。
クレジットカードは会社によって審査項目が多少違いますが、三井住友は申請者の「今後の返済能力」と「過去の延滞履歴」を特に重視する傾向があります。
給料の低い方や無職の方、また過去のカード支払いや各種融資にて延滞履歴がある方などは、審査で落ちる可能性が高いです。
Amazonカード審査日数はどのくらいなのか
Amazonカードには、「事前審査」と「本審査」の2段階審査があります。
Amazonカードの事前審査は、PCからの審査申請にて約15秒程度で終わります。
合格した人だけが本審査に進み、本審査は三井住友カード会社の職員らの手動審査になる仕組みです。
手動審査なだけに、結構な時間がかかるケースが多いので注意してください
Amazonカード審査日数は、最大で3営業日ほどかかるとあらかじめ覚悟しておくとよいでしょう。
Amazonカード審査のネットの情報は信用しない
インターネット情報をみてみると「年収200万円未満でも本審査に通った!」「年収100万円のフリーターでも発行された」とあたかも審査に甘いようなことが書かれています。
あくまで筆者の経験則からの断言になりますが、Amazonのクレジットカード審査はそんなにカンタンではありません。
三井住友系列のクレジットカードである以上、楽天カードのような審査難易度になることはないのです。
年収200万円の人や、年収100万円以下のフリーターで合格する確率は、限りなくゼロに近いと断言できます。
審査の緩いカードである楽天カードでは「主婦や学生・フリーターでもOK」と名言しています。
一方、Amazonのクレジットカードは、そんな文言は一切書かれていません。
これこそがAmazonカードの審査が緩くない証拠でしょう。
三井住友系列(銀行系例)のクレジットカードである以上、それ相応の審査難易度になるのは覚悟しておいてください。
少なくとも年収300万円以上・勤続3年以上の正社員であるのが求められます。
まとめ
以上、「Amazonのクレジットカード」をテーマとして、様々な知識を解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
紹介した知識さえ押さえておけば、Amazonクレジットカードに関する知識はすべて網羅できています。
今後、Amazonのクレジットカードに申し込みする機会があるなら、今回紹介した知識をぜひ参考にしてみてください。