「交通系のクレジットカード」について情報収集している人は、以下のような不安や疑問を持っていることが多いです。
あなたも同じような疑問や不安をもっていませんか?
- 交通系のクレジットカードって、どんな特徴があるの?
- 結構種類があるみたいだけど、何を選んでいいかわからない・・・
- 交通系のクレジットカードの中からベストな1枚を教えてほしい
上記のような疑問や不安を持っているのに解決しないまま、交通系のクレジットカードを作ろうとはいけません。
どれを選べばいいかわかりませんし、最悪の場合、あなたには必要のないカードを選んでしまうことだってあるでしょう。
せっかく交通系のクレジットカードを作るのであれば、自分にとって戦力になる1枚として発行したいですよね。
そこで今回の記事では交通系のクレジットカードについて、絶対に解決しておくべき疑問全てに、交通系カードを実際に利用している筆者が回答していきます。
この記事を読めば、あなたが知っておくべき「交通系クレジットカード」に関する知識はすべて網羅できますよ!
読み終えた時には、
- 交通系が発行するクレジットカードの特徴
- マニアが選ぶおすすめ交通系クレジットカード5選
についてはっきりと理解できているでしょう。
先に結論を言っておきますと、今回ピックアップする交通系クレジットカードは以下の5枚です。
- ビュースイカカード
- 京王パスポートPASMOカードVISA
- TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOカード
- OPクレジットカード
- To Me CARD Prime PASMOカード
交通系が発行するクレジットカードの特徴
まず紹介するのは「交通系が発行するクレジットカードの特徴」です。
交通系クレジットカードとは、JRが作った「Suica」”や、私鉄・バス会社が作った「PASMO」などの電子マネーで決済できるシステムが備わったカードのこと。
主に鉄道会社グループが発行するクレジットカードが交通系クレジットカードに該当します。
交通系クレジットカードの長所は大きく2つあります。
SuicaとPASMOに自動チャージ機能を持っており、交通費のチャージでポイント還元率がアップするのが一つ目の特徴です。
二つ目はSuicaやPASMOに自動入金されるオートチャージ機能と電車の利用でポイントが貯まることです。
中には電車に乗るとポイントが加算されるカードもあります。
しかしクレジットカードとしては少々エッジの効いた機能なので、自分に合わないカードを作ってしまうと極端に不便です。
そこでこの章では交通系クレジットカードにはどのような種類があるのか、どのように使いこなせばいいのか紹介します。
オートチャージ機能で頻繁な電車移動もスムーズになる
オートチャージ機能は、その名の通り、自動で残高をチャージする機能です。
例えば、Suicaの残高が1,000円以下になったら、3,000円チャージ”されると設定したとしましょう。
実際に1,000円以下まで残高が少なくなった場合、改札機を通ったときに、自動的にSuicaやPASMOに3,000円がチャージされます。
カードを機械に通したタイミングで決済されるため、改札機で止まらずに進めるのがメリットです。
1日に何度も電車に乗り降りしていますと、いつの間にかSuicaの残高が減り、残高不足になるときもあるでしょう。
オートチャージ機能になっていれば、改札機でひっかからず、精算機で精算する手間もなくなります。
毎日の電車利用でポイントがガツガツ貯まる
交通系クレジットカードによって乗車券や定期券を購入するとポイントが貯まります。
とくに定期券を購入する場合は、ポイント還元率を普段より高く設定しているカードも。
定期券だけでなく、毎回「1乗車につき何ポイント」というように、乗車のたびにポイントが貯まるので、ポイントがガンガン貯まります。
さらにカードを発行する鉄道会社のグループ店舗で利用しますと店舗のポイントも貯まるなど、リーズナブルでメリットがたくさんあるカードも多いです。
ここまでは、「交通系が発行するクレジットカードの特徴」をお伝えしました。
交通系と呼ばれるカード群がもつ利点や特徴について、理解していただけたのではないでしょうか。
次に紹介するのは、「マニアが選ぶおすすめ交通系クレジットカード5選」です。
マニアが選ぶおすすめ交通系クレジットカード5選
交通系クレジットカードは非常に数が多いです。特徴も多種多様で適当に選ぶわけにはいかないラインナップです。
せっかく交通系クレジットカードがほしいと思っても、どれにすればいいかわからないという人もいるでしょう。
基本的には利用する路線に合わせクレジットカードを作れば、不便はありません。
いつも使っている交通機関が発行するカードを選択すればハズレはないでしょう。
ではいつも使っている交通手段が多数ある人はどうすればいいのでしょうか。
そんな人のために“選んで間違いのない“おすすめの交通系クレジットカードこの章では紹介していきます。
今回紹介する交通系クレジットカードは、次の5種類です。
- ビュースイカカード
- 京王パスポートPASMOカードVISA
- TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
- 小田急OPクレジット
- To Me CARD Prime PASMOカード
おすすめの交通系クレジットカード1.ビュースイカカード
京浜東北線、埼京線、中央線などのJR路線の近くに住み、Suicaを使用する機会が多い方でしたら、JRの子会社が発行する「ビュースイカカード」がおすすめです。
主なスペックは以下の通りです。
国際ブランド | VISA・MasterCard・JCB |
---|---|
年会費 | 515円 |
ポイント還元率 | 0.50% |
利用限度額 | 10万円~80万円 |
家族カード | なし |
申請条件 | 日本国内居住者の満18歳以上(高校生不可)で電話連絡のとれる方 |
対応電子マネー | Suica、PASMO、楽天Edy、ICOCA、SMART ICOCA、Kitaca、TOICA、nanaco、モバイルSuica |
ETCカード | あり(515円) |
海外旅行保険 | 最高500万円 |
国内旅行保険 | 最高1000万円 |
「ビュースイカカード」は、コンビニ決済などの通常の利用では1,000円につき2Pですが、JRの定期券や新幹線の切符の購入やオートチャージの利用では、1,000円につき6Pのポイントが貯まります。
貯まったポイントは様々な景品のほか、1P=2.5円としてSuica(電子マネー)に交換できますよ(交換は400P以上なので要注意)
Suica(電子マネー)に交換する場合は、1,000円で6P(15円)の計算になりますので、ポイント還元率は1.5%となります。
さらに1年間利用金額30万円以上70万円未満で100Pと、利用実績によってボーナスポイントがもらえます。
ちなみに定期券として使えるSuicaは、ビューカード発行のクレジットカードだけです。
クレジットカード付定期券は、ビューカードのカード14種類の中では「ビュースイカカード」を含めて5種類だけとなっています。
どんなカードにするか悩んでいる人は、ビュースイカカードが一番のおすすめです。
ビューカードさえあれば、出勤から外勤の営業、帰宅まで1枚で済みますよ。
新幹線で出張が多い人は、このカードでチケット代を支払えば、ポイントの累積ペースも加速します。
さらにビュースイカカードは話題のApple Payにも対応しています。
iPhoneの”Suicaアプリ画面でカードを登録してオートチャージ設定をすれば、クレジットカードをいつももっておかなくてもよくなりますよ。
但し、Visaブランドはサービス対象外になりますので、Apple Pay利用を希望する人は、Mastercard、JCBを選択してください。
おすすめの交通系クレジットカード2.京王パスポートPASMOカードVISA
京王線と井の頭線利用者は、「京王パスポートPASMOカードVISA」を選択するのがベストでしょう。
主なスペックは以下の通りです。
国際ブランド | VISA |
---|---|
年会費 | 初年度無料 二年目以降239円+税 |
ポイント還元率 | 0.50% |
利用限度額 | 10万円~80万円 |
家族カード | 初年度無料 二年目以降239円+税 |
申請条件 | 満18歳以上(高校生を除く)の方 |
対応電子マネー | 楽天Edy、nanaco、モバイルSuica、PASMO、スマートICOCA、iD |
ETCカード | 初年度無料 二年目以降500円+税 |
海外旅行保険 | 最高2000万円 |
国内旅行保険 | なし |
クレジットカードの機能とPASMO機能、定期券が1枚に集約されているので非常に便利なカードです。
さらに沿線の加盟店利用が利益になるカードとなっています。
PASMOは自動チャージするように設定されており、チャージされるほどに景品と交換できるVisaカードサービス「ワールドプレゼント」のポイントが積み立てられます。
基本的には1,000円=1Pでたまるポイントですが、京王グループで利用すれば1Pに対して5Pと5倍も多く換算されますよ。
さらに京王ポイント加盟店では、カード、現金の支払い方法を問わず、京王グループ共通ポイントが0.5から10%の範囲で貯まっていきます。
PASMOで清算しますと、電子マネー利用のポイントも1.0%プラスされ、ポイントをダブルで獲得できますよ。
たとえば、京王線と井の頭線と京王グループバス・タクシーを同じ日に利用すると共通ポイントは一日で20P貯まります。
京王線沿線に住む人は、このカードをフルに活用できるでしょう。
おすすめの交通系クレジットカード3.TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOカード
東急によく載る人におすすめの交通系クレジットカードが、TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOカードです。
主なスペックは以下の通り。
国際ブランド | VISA・MasterCard |
---|---|
年会費 | 初年度無料 二年目以降1080円 |
ポイント還元率 | 0.50% |
利用限度額 | ー |
家族カード | 初年度無料 二年目以降324円 |
申請条件 | ①20歳以上で安定した収入のある方、またはその配偶者の方 ②自宅と勤務先に電話連絡が可能な方 |
対応電子マネー | PASMO |
ETCカード | 永年無料 |
海外旅行保険 | なし |
国内旅行保険 | なし |
東急ポイントサービスのTOKYU POINTに登録すれば、東急線でPASMO定期券を取り扱っている駅で乗車運賃をPASMOで清算すれば運賃の1%分のポイントが加算されます。
さらに午前7時まで各駅の自動改札機で入場しますと、1日1回だけ5P貯まる仕組みもありますよ。
ちなみに田園都市線、池尻大橋駅、用賀駅は午前7時20分までとなっていますので要注意。
それ以外にも東急が運営する鉄道やバスに乗車して、当日中に乗車運賃をPASMOで清算すれば、TOKYU POINTを10ポイントもらえるサービスもあります。
貯めたポイントは1ポイントあたり1円で東急グループの店で使えますよ。
おすすめの交通系クレジットカード4.OPクレジットカード
小田急が発行するクレジットカードが「OPクレジットカード」です。
主なスペックは以下の通りになっています。
国際ブランド | VISA・MasterCard・JCB |
---|---|
年会費 | 初年度無料 二年目以降540円 |
ポイント還元率 | 0.50% |
利用限度額 | 10万円~100万円 |
家族カード | 初年度無料 二年目以降108円 |
申請条件 | ①18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入のある方 ②高校生を除く18歳以上で学生の方 |
対応電子マネー | PASMO、楽天Edy、SMART ICOCA、モバイルSuica |
ETCカード | 永年無料 |
海外旅行保険 | なし |
国内旅行保険 | なし |
小田急百貨店などのポイント利用加盟店を利用時にカードを提示すれば、最大10%ポイントが貯まります。
例えば、小田急の特急券と新宿-町田の往復乗車(410円)で4P(ポイント率1%)獲得可能です。
またゴルフをして200P(小田急西富士ゴルフクラブ利用)、小田急百貨店で1万円のかばんを購入して5000P(ポイント率5%)というように、全てカードで支払うとドンドンポイントを獲得できます。
自動チャージで200円を1Pと対象にしている店舗・施設においては、PASMOで一ヶ月あたりに支払った金額の内1%分のポイントが加算される仕組みです。
小田急線の定期券区間以外で乗車した際に支払った、一ヶ月分運賃の最大7%分のポイントが追加されるのもうれしいポイントでしょう。
貯めたポイントは小田急グループ内のポイント加盟のお店で使えますよ。
おすすめの交通系クレジットカード5.To Me CARD Prime PASMOカード
東京メトロによく乗る人におすすめのクレジットカードが「To Me CARD Prime PASMOカード」です。
主なスペックは以下の通りとなっています。
国際ブランド | VISA・MasterCard・JCB |
---|---|
年会費 | 初年度無料 二年目以降2000円+税 |
ポイント還元率 | 0.50% |
利用限度額 | 公式ホームページ参照 |
家族カード | 初年度無料 二年目以降400円(JCB) 2000円(VISA・MasterCard) |
申請条件 | ①18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入のある方 ②高校生を除く18歳以上で学生の方 |
対応電子マネー | PASMO、nanaco、楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCA |
ETCカード | 永年無料 |
海外旅行保険 | 最高2000万円 |
国内旅行保険 | なし |
銀座線と丸ノ内線、東京地下鉄の9路線を運営する東京メトロ。
乗車ポイントはメトロポイントPlusです。
このカードを使えば、乗車するたびに、ポイントが平日1乗車につき10P、土休日は2倍の20Pが集まります。
加盟店の自販機では100円につき1P、店舗では200円につき1P集まります。
土曜日、日曜日、祝日に電車を利用しますと、ポイント還元率が上がって、より多くのポイントが貯まりますよ。
毎日買い物やPASMOに対する自動チャージで集まったポイントは、1P=5Pでメトロポイントに交換できます。
まとめ
以上、「交通系のクレジットカード」をテーマとして様々な知識を解説してきましたが、いかがでしたか?
紹介してきた知識さえ押さえておけば、交通系のクレジットカードに関する知識はすべて網羅できています。
今後、交通系のクレジットカードを発行する機会があるなら、今回紹介した知識をぜひ参考にしてみてください。