「クレジットカードのリボ払い」について情報収集している人は、以下のような不安や疑問を持っていることが多いです。
あなたも同じような疑問や不安をもっていませんか?
- クレジットカードのリボ払いの仕組みがイマイチよくわからない・・・
- クレジットカードのリボ払いって、もっとうまく使いこなせないの?
- リボ払いにするとお得になるクレジットカードがあれば教えて!
上記のような疑問や不安を持っているのに解決しないまま、クレジットカードのリボ払いを利用してはいけません。
うまく使いこなすことができず、リボ払いのお得な利用方法が実践できないでしょう。
クレジットカードのリボ払いは、使い方次第で損にも得にもなる方法です。
せっかくリボ払いを利用するのであれば、誰よりも上手くお得に使いたいですよね。
そこで今回の記事では「クレジットカードのリボ払い」について、絶対に解決しておくべき疑問全てに、リボ払いをいつも利用している筆者が回答していきます。
この記事を読めば、あなたが知っておくべき「クレジットカードのリボ払い」に関する知識はすべて網羅できますよ!
読み終えた時には、
- クレジットカードのリボ払いの基礎知識
- クレジットカードのリボ払いをうまく使いこなす方法
- リボ払いと相性の良いクレジットカード
についてはっきりと理解できているでしょう。
クレジットカードのリボ払いの基礎知識
まず紹介するのは「クレジットカードのリボ払いの基礎知識」です。
買い物をクレジットカードで決済した時、「リボ払い」を選択する時があるかと思います。
ただ、本当にリボ払いを理解したうえで利用しているのでしょうか。
中にはあまり理解していないのに、なんとなくリボ払いを選択している人も多いです。
クレジットカードのリボ払いには、明確なメリット・デメリットがあります。
この章ではリボ払いの長所・短所を比較しながら、基礎的な知識を紹介していきましょう。
そもそもリボ払いとは
リボ払いとは「元金定額のリボルビング支払い方式」の略称です。
借り入れた当初は利子が高く、期間が経つにつれ利率が低くなっていく方式です。
消費者金融などで採用が多い方法で、一般的には「毎月の支払いが一定になる」という触れ込みで有名ですね。
分割払いと何が違うのか
リボ払いと対比される手段としてよく挙げられるのが、「分割払い」でしょう。
両者の違いは何なのか簡単に説明すれば、「完済時期を決められるかどうか」につきます。
リボ払いは毎月ほぼ一定金額と利子手数料を支払うため、支払い回数の制限が発生しません。
一方、分割払いは返済の回数を指定して一定金額+利子手数料を支払うので、指定の支払い回数で必ず完済できる仕組みです。
毎月一定額をリボで支払えば、具体的にいつ完済できるのか見当が付きにくいようになっています。
リボ払いのメリット
リボ払いの最大の長所は、今はお金がなくても欲しい品物が買える所です。
その他にも長所があります。
毎月支払い額が一定し、家計の負担が少なくなるのも魅力でしょう。
リボ払いは毎月の支払額を5,000円・10,000円と直接設定できるので、財政管理しやすいです。
毎月、無理なく返済計画を立てられるのがメリットといえます。
また仕組み的に「繰上返済」が可能なのも、大きな利点でしょう。
いつでも銀行とATM、またはインターネット経由で一括返済できるので、返済期間が短縮されます。
結果的に毎月の金利手数料を抑制できますよ。
一方、分割払いは支払方法の変更が難しく、早期完済するためには別途の事務手数料がかかります。
すぐに大金が入る予定があるのであれば、分割払いよりリボ払いが賢明です。
また、リボ払いに設定することで、特典が発生するクレジットカードが存在する点も見逃せません。
代表的なのは、リボ払いにすることで年会費が永年無料になるカードでしょう。
特典狙いのためだけにリボ払いに設定している人は意外と多く、筆者もその一人です。
リボ払いのデメリット
無理なく返せて便利なリボ払いですが、使い方を間違えるとデメリットになる恐れもあります。
まず挙げられるのは「金利が高い」ことでしょう。
リボ払いは、毎月定額を返済すればいい訳ではありません。
金利が発生します。金利がバカにならないのです。
例えば「元金定額リボルビング方式」を採用し、毎月5,000円の支払いにしたとしましょう。
このときに金利が4分の1近く発生し、6,000~7,000円の支払いになる場合があるのです。
膨大な金利のせいでなかなか元金が減らず、果てしなく支払いが続くケースだって考えられます。
さらに問題なのが銀行引き落としによって、手数料が発生したことを気づけないことでしょう。
自動で引き出されるので通帳記帳するか、明細を見なければ、いくらか払ったのか、なかなか分かりにくいです。
さらに、便利が故に無意識的にリボの利用額が増えるのも問題です。
毎月の支払いが一定のリボ払いは、利用の総額を把握しにくいため、ショッピングを重ねてしまいがちです。
その結果、リボ払いのせいでやむを得ず自己破産や債務整理の手段をとる人もいます。
クレジットカードのリボ払いを使用するときは、あくまでも「借金」という自覚を忘れないようにしましょう。
リボ払いは、今すぐお金がなくても欲しい物を購入可能な非常にありがたいサービスです。
ただ長期借入となれば、結果的に高い手数料がついてしまうので、返済計画をきちんと立て、長所と短所を把握して利用するのが大切です。
いつまでに返すのか、今いくらお金があるのか等を検討してリボ払いを利用するようにしてください。
ここまでは、「クレジットカードのリボ払いの基礎知識」をお伝えしました。
いまいちよくわからなかったリボ払いの全容が、やっと理解できたのではないでしょうか。
次に紹介するのは、「クレジットカードのリボ払いをうまく使いこなす方法」です。
クレジットカードのリボ払いをうまく使いこなす方法
一般的に「リボ払い」と呼ばれるリボルビング方式は、クレジットカードの支払い方式の一つです。
購入時に回数指定する分割とは違い、リボ払いはカード利用額の合計を毎月定額返済し、残額を減らせます。
カードによっては、リボ払い設定で付属される特典やサービスが手厚いのも魅力です。
通常の一括支払に比べて2倍のポイントを還元できるカードもあり、利用者の心を刺激するキャンペーンがたくさん用意されているのも特徴です。
ただし、リボ払いで多くの特典を獲得するためだけに、高い金利手数料を払うなんて本末転倒ですよね。
どうすれば、もっとクレジットカードのリボ払いをうまく使いこなせるのでしょうか。
この章ではそんな「クレジットカードのリボ払い」をうまく使いこなすための方法を紹介していきます。
毎月の返済金額を「限度額」にすれば金利が節約できる
リボ払いは通常毎月5,000円や10,000円などの一定金額を支払う方法ですが、支払い金額はカード会社に依頼すれば、変更が可能です。
もし1回の返済額をカードの限度額に設定すれば、リボ払いなのにもかかわらず実質1回払いになります。
つまり、リボ払い特有の高い利子が発生しないようになるのです。
「リボ払いは設定したいけど、高い金利は払いたくない!」という人にとっては非常に役に立つ設定です。
クレジットカードの種類に要注意
リボ払いにもかかわらず、金利が発生しない設定にした場合、せっかくの特典がつかえないカードもあるので注意が必要です。
また、カード会社によっては、リボ払いの金額設定を変更できない場合もあります。
ウラワザに近いこの方法が世の中に浸透しすぎて、カード会社が対策しているのでしょう。
リボ払いの金利を節約するウラワザを活用する方は、カードの条件をきちんと確認しないといけません。
リボ払いも使い方次第でお得にできる
「リボ払いカードは金利がかかるので損だ」と一方的な見方をする方が、世の中にはたくさんいます。
しかし今回紹介した方法のようにうまく利用すれば、金利を支払わず特典だけが得られるカードに変わります。
リボ払いに設定する特典はポイント積み立てなど、クレジットカードでさまざまです。
ほとんどのリボ払いカードは、普通のクレジットカードより優れた特典が付いています。
効率的にポイントを貯めたい方、お得に使いこなしたい方は、紹介した方法を当たり前に利用しています。
特典の条件がリボ払いだとしても、敬遠するのはもったいないですよ。
ここまでは、「クレジットカードのリボ払いをうまく使いこなす方法」をお伝えしました。
どうすればリボ払いを上手に使いこなすことができるのか、理解していただけたのではないでしょうか。
次に紹介するのは、「リボ払いと相性の良いクレジットカード」です。
リボ払いと相性の良いクレジットカード3選
世間ではネガティブな印象を持たれやすいリボ払いですが、クレジットカードの中にはリボ払いのおかげでお得に利用できるカードもあります。
この章では、リボ払いと非常に相性の良いクレジットカードについて紹介していきます。
今回紹介するクレジットカードは、以下のようなラインナップです。
JCB EITカード
JCBが提供する新機軸のクレジットカードが「JCB EITカード」です。
主なスペックは以下の通り。
国際ブランド | JCB |
---|---|
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1.0% |
旅行保険 | 最高2000万円 |
ショッピング保険 | 年間100万円まで |
対応電子マネー | QUICPay |
家族カード機能 | あり(無料) |
ETCカード機能 | あり(無料) |
年会費永年無料にもかかわらず、サービス内容はかなり充実していますよ。
一般的なJCBカードと違って、毎月ショッピング利用分の合計金額1,000円ごとに2ポイント還元されます。(通常は1ポイント)
また一般グレードのカードにもかかわらず、海外旅行傷害保険が付帯しているのも大きな特徴です。
海外での安全事故による怪我や病気はもちろん、携帯品盗難や破損の損害も補償されます。
自動付帯のため、出発前の手続きも一切不要です。
気になるリボ払いとの相性ですが、元金(設定金額)を超えた利用がある場合のみ、かかる金利手数料が無料になる利点をもちます。
三井住友エブリプラスカード
三井住友カードから新しく登場したのが「エブリプラスカード」です。
主なスペックは以下の通りになります。
国際ブランド | VISA |
---|---|
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
旅行保険 | なし |
ショッピング保険 | 年間100万円まで |
対応電子マネー | iD・WAON・PiTaPa |
家族カード機能 | あり(無料) |
ETCカード機能 | あり(無料) |
エブリプラスカードは、三井住友という信頼と安心のブランドが発行するリボ専用カードです。
支払いをリボ払いに設定することで、いつでもどこでも3倍のポイントが積み立てされるのが最大の特徴です。
年会費無料なうえにショッピング安全保険が付帯されているカードなので、初めてのカードにもお勧めですよ。
マニアおすすめ三井住友カード6選!シリーズ共通の特徴5つも解説
オリコカード「アプティ」
オリコカードが満を持して送り出すリボ払い専用カードが「アプティ」です。
主なスペックは以下の通りになります。
国際ブランド | MasterCard |
---|---|
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
旅行保険 | なし |
ショッピング保険 | なし |
対応電子マネー | iD |
家族カード機能 | あり(無料) |
ETCカード機能 | あり(無料) |
アプティを一定金額までリボ払いで利用できれば、ポイント還元率は最高1%になります。
同じ一般グレードのクレジットカードは、ポイント還元率は0.5%が多いので、アプティは優秀な部類に入るといえるでしょう。
ただポイント還元率が1%になるには、前年に200万円以上カードを利用するのが必要です。
もし利用額が50万円以上なら0.75%。100万円以上は0.85%となっています。
またオリコと提携するインターネットショッピングモールで買い物をした場合、基本ポイントが3倍になりますよ。
ちなみにアプティは先述した「リボ払いなのに金利をゼロにする裏技」が使えるカードです。
毎月の支払い金額を自分で設定できるので、裏技を使いたい場合は、カードが到着後に月の支払い金額を「限度額」に設定してみましょう。
実質1回払いになって、リボ払いにもかかわらず金利は全くかからないようになりますよ。
オリコカード3つの特徴を大解剖!マニア厳選のおすすめカードも紹介
まとめ
以上、「クレジットカードのリボ払い」をテーマとして主に3つの知識を解説してきましたが、いかがでしたか?
紹介した3つの知識さえ押さえておけば、「クレジットカードのリボ払い」に関する知識はすべて網羅できています。
今後、クレジットカードのリボ払いを使う機会があるなら、今回紹介した知識をぜひ参考にしてみてください。