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マイルの基礎知識からおすすめのカードまで解説!「ANAカード」完全ガイド

「ANAカード」についてネットで調べている人は、以下のような不安や疑問を持っていることが多いです。

あなたも同じような疑問や不安をもっていませんか?

  • ANAカードの「マイル」ってそもそも何なの?
  • ANAカードって、どんな種類があるのか知りたい
  • どのANAカードが一番おすすめなのか教えて!

上記のような疑問や不安を持っているのに解決しないまま、ANAカードを作ろうとするのは絶対にダメです。

ANAカードを使いこなせない可能性は十分にありますし、あなたに合っていないANAカードに申し込みしてしまうことだって考えられます。

せっかくANAカードを作るのだったら、オトクかつ自分にぴったりのカードを選びたいですよね。

そこで今回の記事では「ANAカード」について絶対に解決しておくべき疑問全てに、クレジットカードを長年研究してきたクレカマニアが回答していきます。

この記事を読めば、あなたが知っておくべき「ANAカード」に関する知識はすべて網羅できますよ!

読み終えた時には、「ANAカードの“マイル”の基礎知識」「ANAカードの種類」をしっかりと理解できています。

さらに「クレカマニアおすすめのANAカード」についても、理解できていることでしょう。

JALカードを4つの要素で大解剖!特徴・審査・おすすめカードまで完全網羅

ANAカードの「マイル」の基礎知識

まず紹介するのは「ANAカードの【マイル】の基礎知識」です。

ANAカードを選択するなら、「マイル」について理解しておくのが必要不可欠です。

まずは「マイル」は何なのかという基本的な知識を解説することから初めてみましょう。

マイルとは

マイルとは、航空会社が客に提供しているポイント制度のことです。

わざわざマイルと呼ぶから面倒なだけで、実際は「マイル=ポイント」で考えれば、決して難しくありません。

同様に「マイレージ」のような言葉も存在しますが、マイルという言葉と同義語だと思ってもかまいません。

日本で人気のあるマイルは2種類

日本にはたくさんのポイント制度があるように、マイルにも航空会社によって種類が異なります。

日本国内で有名&人気のあるマイルは、日本航空が提供している「JALマイル」、全日本空輸提供「ANAマイル」の2つが主流です。

「ANAカード」は当然「ANAマイル」の対象です。

ちなみにJALマイル、ANAマイルともに、各正式名称は他にあります。

国内で主流な2つのマイル
  1. JALマイルは「JALマイレージバンク
  2. ANAマイルは「ANAマイレージクラブ

「ANAマイル」の加入方法

「ANAマイル」の加入方法は、

  1. インターネットで直接申請
  2. 飛行機搭乗時にもらえる用紙で申請
  3. ANAカードを申請

の3つです。

すぐマイルを集めようとする場合には、最初からANAカードを作ってしまうのがオススメです。

特に急いでいないのであれば、空港や飛行機内の手続きで問題ないと思います。

「ANAマイル」を貯めてできること

次にマイルを貯めてできることを整理しましょう。

マイレージを集めるといかに良いことがあるのか、チェックしていきます。

ANAマイルでできること① 飛行機に無料で乗れる

マイルを貯める最大の利点は、無料で飛行機に乗れることです。

例えば羽田空港から那覇空港まで移動が無料になるので、マイルのおかげで沖縄旅行ができます。

さらに福岡空港から仕事で羽田空港まで行く場合にも無料になるので、地方から首都圏に遊びにいくのもマイルでタダでなります。

MEMO

タダで飛行機に乗るためにANAカードを利用する人はすくなくありません。大半が飛行機狙いといっても過言ではないでしょう。

ANAマイルでできること② 電子マネーに交換できる

集めたANAマイルを電子マネーに交換することも可能です。

ANAでは楽天EdyとVポイントなどに交換ができます。

ただ、マイルを電子マネーに変えるのは、マイルを集めている方にはあまり人気がない方法となっています。

実はポイントの価値よりも低いポイントでの交換方法のため、すこしもったいないのです。

どうしてもマイルを使い切れないという時も最終手段といった意味合いで使うといいでしょう。

ANAマイルでできること③ 商品に交換する

ANAマイルは航空会社があらかじめ準備しているアイテム一覧の中からの商品と交換することも可能です。

カニや肉などの高級セット、スーツケースとワイン・グラスなど多様な商品と交換できます。

ただ、電子マネーと同じく交換効率がよくないので、優先してここに割り当てるのは損でしょう。

具体的なラインナップはANAのホームページで確認してみてください。


ここまででは、「ANAカードの【マイル】の基礎知識」をお伝えしました。

ANAカードの最大の特徴である「マイル」について、理解していただけたのではないでしょうか。

次に紹介するのは、「ANAカードの種類」です。

ANAカードは大きくわけて4つのグレードがある

大量のマイルを貯めるために必要なANAカードは、グレード(等級)別に4つに分類することができます。

  1. ANA一般カード(年会費2,000~7,000円)
  2. ANAワイドカード(年会費7,250円)
  3. ANAワイドゴールドカード(年会費14,000~31,000円)
  4. ANAプラチナカード(年会費70,000~155,000円)

次項よりそれぞれのグレード(等級)カードの特徴を紹介していきましょう。

ANA 一般カード

VISAやMasterCardなどクレジットカードの初心者にぴったりのブランドを選んだときのANAカードが「一般カード」です。

初心者向けの一般カードですが、機能は充実。

電子マネー機能もありますし、搭乗ボーナスマイルもついてきます。


参考
搭乗ボーナスマイルANA公式HP

そんなANA一般カードの主なスペックは以下の通りになります。

年会費 税込2,160円
マイル移行手数料 6,480円
マイル還元率 0.5~1.0%
ポイント有効期限 2年間
対応電子マネー 楽天Edy、iD、PiTaPa
搭乗ボーナスマイル 10%
継続マイル 1,000マイル

正直いって、マイルに交換するための「マイル移行手数料」は高い部類にはいります・

そこまで使わないならマイル移行手数料を払う必要はありませんが、その場合、マイル還元率が0.5%に確定されるので注意してください。

マイル還元率が0.5%と1%ではマイルがたまるスピードが2倍も違います。

0.5%のマイル還元率のカードをつかって本気でANAマイルをためようとするのはもったいないです。

本気でマイルをためる人は、ANA一般カードの利用は少し考えた方がいいかもしれませんね。

ANA ワイドカード

ワイドカードはANA一般カードと比較すると、かなり年会費が高くなるのが特徴です。

その代わりといってはなんですが、搭乗ボーナスマイルと継続マイルが一般カードよりも多くなる特徴をもっています。

そんなANAワイドカードの主なスペックは以下の通りになります。

年会費 税込7,830円
マイル移行手数料 6,480円
マイル還元率 0.5~1.0%
ポイント有効期限 2年間
対応電子マネー 楽天Edy、iD、PiTaPa
搭乗ボーナスマイル 25%
継続マイル 2,000マイル
筆者はオススメしていない

年会費の高くなったにも関わらず、そこまでスペックが上がっているわけではないので筆者的にワイドカードはあまりおすすめできません。

クレカマニアの中でも疎遠されているカードであるのは事実です。

ワイドカードが疎遠されている最大の理由は、マイル移行手数料を含めた年会費が後述するゴールドカードとほとんど変わらない点です。

同じ年会費(+マイル移行手数料)なら、スペックが高いワイドゴールドカードのほうを選ぶべきでしょう。

ANA ワイドゴールドカード

ANA 一般カードを一回りグレードアップしたカードが、ANAワイドゴールドカードです。

一般カードにくらべて年会費が高くなりますが、代わりにマイル移行手数料が無料に利点をもちます。

そんなANAワイドゴールドカードの主なスペックは以下の通りになります。

年会費 税込15,120円
マイル移行手数料 無料
マイル還元率 1.00%
ポイント有効期限 2年間
対応電子マネー 楽天Edy、iD、PiTaPa
搭乗ボーナスマイル 25%
継続マイル 2,000マイル

先述したワイドカードより年会費が高いですが、マイル移行手数料が無料になっているので支払う費用としては実質的にワイドカードと同じです。

費用は同じなのにマイル還元率が1%固定なので、ワイドカードを選ぶならワイドゴールドカードを選ぶ方が賢い選択になります。

ワイドゴールドカードの機能は他にもあり、国内の空港にて専用ラウンジが使える利点がります。

さらに海外旅行保険が使える利点も見逃せません。

ANA プラチナカード

ANA カードでもっとも等級が高いのがANAプラチナカードです。

見た目もブラックになって非常に高級感がでています。

プラチナとつくだけあって、他のカードより年会費はかなり高いのが特徴。

ただマイルの貯まりやすさは、ANA カードの中では圧倒的です。

そんなANA一般カードの主なスペックは以下の通りになります。

年会費 税込86,400円
マイル移行手数料 無料
マイル還元率 1.50%
ポイント有効期限 4年間
対応電子マネー 楽天Edy、iD、PiTaPa
搭乗ボーナスマイル 50%
継続マイル 10,000マイル

年会費は他を寄せ付けない高さですが、マイル還元率・継続マイルともに最高スペックです。

高額な年会費の元をとるためのスペックは、十分に兼ね備えているのではないでしょうか。

ANAカードの中では唯一、ポイント有効期限も4年間に増加されているので、ついついマイルを貯めすぎる人にもぴったりのカードとなっています。

ワイドゴールドカードと同じく、国内空港の専用ラウンジが使えるのはもちろんのこと、なんとプライオリティパスも無料で手に入る好待遇。

プライオリティパスは世界規模の空港ラウンジ利用のプログラムです。

プライオリティパスの権利を手に入れると、世界950ヶ所以上の空港ラウンジを利用することができます。

筆者も何度か海外の専用ラウンジを利用したことがありますが、快適すぎてついつい長居してしまう場所でした。

このようにANAプラチナカードは、海外旅行や出張が多い人には非常にメリットのあるカードとなっています。


ここまででは、「ANAカードの種類」をお伝えしました。

ANAカードにはどんな種類があるのか、理解していただけたのではないでしょうか。

次に紹介するのは、「クレカマニアおすすめのANAカード」です。

クレカマニアおすすめのANAカード2つ

ANAマイルを貯めるためのクレジットカードといっても過言ではない「ANAカード」。

ANAカードを選ぶならマイルを主軸にした選択は必須になります。

しかしANAカードは本当にたくさんあるので、どれを選んだらよいか悩んでいる人も多いはず。

そこでこの章では長年クレジットカードを研究してきた筆者が、どんなANAカードを選ぶべきか紹介していきます。

ANAカードを選ぶうえでポイントになるのは、「年会費とマイルがたまるスピード」のバランスです。

おすすめのANAカードはこの2つ
  1. ANA VISA Suicaカード
  2. ANAソラチカカード

ではさっそく次項より紹介していきましょう。

おすすめANAカード① ANA VISA Suicaカード

ANAカードとSuicaが一体となったクレジットカードが「ANA VISA Suicaカード」です。

ANAカードの等級としては「一般カード」の部類に入るクレジットカードです。

マイルをドンドン貯めつつ、毎日の電車移動も便利で、Suica払いもできるすぐれものとなっています。

そんな「ANA VISA Suicaカード」の基本スペックは以下の通りになります。

年会費 税込2,160円
マイル移行手数料 6,480円
マイル還元率 0.5~1.0%
ポイント有効期限 2年間
電子マネー Suica、iD、PiTaPa
搭乗ボーナスマイル 10%
継続マイル 1,000マイル

「ANA VISA Suicaカード」の最大の利点は、年会費がANAカードの中では安価であるにもかかわらず、マイルが良く貯まってくれる点です。

年会費2,000円についても、「マイ・ペイすリボ」を利用登録すればなんと751円まで値引きができるのも魅力。

「マイ・ペイすリボ」は、いわゆる「リボ払い」のことで、クレジットカードの支払いでは一般的です。

マイル移行手数料と合わせても7000円を切るという、ANAカードの中でも最安スペックを誇ります。

維持費をかけずにANAカードでマイルを貯めたい人なら「ANA VISA Suicaカード」一択といっても過言ではありません。

また「ANA VISA Suicaカード」はSuicaのオートチャージ機能をつかえば、マイルが貯まるのも魅力です。

つまり毎日電車に乗るだけでマイルがザクザクたまっていくのです。

Suicaを日常的に使う人は、電子マネー機能もよく使います。

「ANA VISA Suicaカード」はSuicaの電子マネー決済でもマイルが貯まるのでSuicaをよく使う方には特にマッチしたクレジットカードです。

さらに「ポイントUPモール」と呼ばれるインターネットモールを利用すれば、最大で70マイル貯まる利点も見逃せません。


参考
インターネットモールだとさらにマイルが貯まるポイントUPモール

「ポイントUPモール」には、amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの主要ネットショッピングサイトが登録されているので、戦力になるサイトですよ。

「ANA VISA Suicaカード」は、維持費をかけずにANAマイルを貯めたい人にとって最高の1枚といえます。

おすすめANAカード② ANAソラチカカード

東京メトロに乗る機会がある人なら絶対に外せないANAカードが「ANAソラチカカード」です。

ANAカードの等級としては「一般カード」の部類に入るクレジットカードになります。

東京メトロにのるたびにマイルが貯まる仕組みなので、東京メトロ利用者はぜひ持っておきたいおすすめANAカードですよ。

そんな「ANA ソラチカカード」の基本スペックは以下の通りになります。

年会費 税込2,160円
マイル移行手数料 5,400円
マイル還元率 0.5~1.0%
ポイント有効期限 2年間
対応電子マネー PASMO、nanaco、QUICPay、PiTaPa
搭乗ボーナスマイル 10%
継続マイル 1,000マイル

なぜソラチカカードをおすすめするのか、一言で言うと、「非常にマイルが貯まりやすいから」です。

東京メトロの利用で貯めたポイントを、他のポイントサイトでは考えられないレートでANAマイルに交換できるのはソラチカカードだけです。

1ポイント1円にできる「楽天ポイント」を例にしてみましょう。

楽天ポイントを10万ポイント分、ANAマイルに交換するなら半分の5万マイルになります。

楽天ポイントをマイルに変える場合、どうあがいても半分になってしまうのが実情です。

しかし東京メトロのポイントなら、10万ポイントがソラチカカードによって9万マイルになります。

東京メトロのポイントも、楽天と同じ「1ポイント=1円」の価値です。

10万ポイントが5万マイルになるのか、それとも9万マイルになるのか、相当な差がありますよね。

破格の交換率を可能とするANAカードは、現時点でソラチカカード以外に存在しません。

東京メトロさえ使う機会があれば、ことマイルの貯蓄に関しては最強レベルのクレジットカードと化します。

もし東京にお住まいでANAカードを発行するなら、ソラチカカードは必須のカードといっても過言ではないでしょう。

ちなみに東京に住んでいない人でも、ソラチカカードの驚異の交換率を味わう方法があります。

実はポイントサイトである「ハピタス」や「ドットマネー」は「メトロポイント」に交換できます。


参考
メトロポイントに交換できるハピタス


参考
メトロポイントに交換できるドットマネー

ハピタスやドットマネーも先述したポイントUPモールと同じ仕組みのサイトです。

ショッピングサイトを使う人なら誰でもポイントが貯まるようになっています。

つまり日頃からショッピングサイトを使う人なら、一手間かかりますがソラチカカードの恩恵を受けることが可能になっているのです。

まとめ

以上、「ANAカード」をテーマとして、主に3つの知識を解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

紹介した3つの知識さえ押さえておけば、「ANAカード」に関する知識はすべて網羅できています。

今後、ANAカードに申し込みする機会があるなら、今回紹介した知識をぜひ参考にしてみてください。