「無料のETCカード」について情報収集している人は、以下のような不安や疑問を持っていることが多いです。
あなたも同じ疑問や不安をもっていませんか?
- 「無料」って書いているETCカードは何が無料なの?年会費?発行費?
- 年会費が無料で手に入るETCカードでおすすめのクレジットカードって何?
- 審査なしで手に入る無料のETCカードなんてある?
上記のような疑問や不安を持っているのに解決しないまま、ETCカードを作ってはダメですよ!
本当は無料でないETCカードを発行してしまう可能性がありますし、あなたに合っていないカードを選んでしまうかもしれません。
せっかくETCカードを作るのであれば、年会費無料で最もお得なカードを作りたいですよね。
そこで今回の記事では「無料のETCカード」について、絶対に解決しておくべき疑問全てに、クレジットカードを長年研究してきたクレカマニアが回答していきます。
この記事を読めば、あなたが知っておくべき「無料のETCカード」に関する知識はすべて網羅できます。
読み終えた時には、
- 「本当の“無料のETCカード”を見極める方法」
- 「マニアおすすめの年会費が無料のETCカード」
- 「審査なしで手に入る無料のETCカードはあるのか」
についてはっきりと理解できているでしょう。
本当の“無料のETCカード”を見極める方法
まず紹介するのは「本当の“無料のETCカード”を見極める方法」です。
クレジットカードやETCカードの年会費無料には、種類があることをご存知でしょうか?
年会費無料で書いていても、「※マーク」で但し書きがあるものもあります。
これを知らないと、年会費無料だと思ったのに、結果的に維持費を
出していることがあるのです。
そうならないためにも、この章で紹介している知識をぜひ頭の片隅にいれておいてください。
ETCカードの維持費のパターンは主に以下の5つです。
- 年会費完全無料
- 年会費初年度無料
- 条件付き年会費無料
- クレジットカードは年会費無料・ETCカード機能をつけると年会費有料
- 年会費は無料・発行費用は有料
次項よりそれぞれの特徴を紹介していきましょう。
1.年会費完全無料
本当に年会費がかからないケースです。
年会費無料と聞くと、これが一番先に考えられます。
クレジットカード機能・ETCカード機能ともに年会費が一切かかりません。
ライフカード、セゾンカード、インターナショナルエポスカード、オリコカードなどがこのタイプになります。
2.年会費初年度無料
年会費無料なのに「初年度だけ」というくくりがあります。
クレジットカードを1年の期間に変えることは珍しいので、忘れがちな費用です。
少しグレードの高いゴールドカード系、およびビジネス業界にも多く見られるタイプです。
JCBゴールドカード・JCBカード、MUFGゴールドカードなどがこのタイプになります。
ただETCカード機能そのものは、年会費を取られることなく無料です。
3.条件付き年会費無料
最近、多くのETCカードが「条件付きで年会費無料」になりつつあります。
最も多いのは「1度カードを使用する」という条件で年会費が無料になるタイプです。
セゾン、アメリカンエキスプレスカードや、三井住友VISAクラシックカード、JCBカードなどが該当します。
4.クレジットカードは年会費無料・ETCカード機能をつけると年会費有料
このタイプは特殊で、例えば楽天カードがそれに該当します。
楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードはETCカードの年会費は無料ですが、ノーマルグレードの楽天カードはETCカード併用型にすると年会費が有料になってしまうのです。
ノーマルグレードの楽天カード無料にする方法は、楽天会員を「ダイヤモンド会員」や「プラチナ会員」に上げる必要があります。
楽天カードをメインに使用すれば問題ないと思いますが、あまり使わない場合は注意してください。
5.年会費は無料・発行費用は有料
以前はクレジットカードも発行手数料があることがあったが、今ではほとんどなくなりました。
ただ、ETCカードを発行する際に発行手数料がかかることがあります。
このようにクレジットカードやETCカードが年会費無料と書かれていても、実際には条件がついていることがあるので選択する際のポイントとして知っておくとよいでしょう。
また現在は年会費無料でも内容が変わって有料になったり、逆に有料が無料となることもあるので必ず確認するようにしてください。
ここまででは、「本当の“無料のETCカード”を見極める方法」をお伝えしました。
ETCカードにかかる維持費の仕組みを、理解していただけたのではないでしょうか。
次に紹介するのは、「マニアおすすめの年会費が無料のETCカード」です。
クレカマニアおすすめの年会費が無料のETCカード6選
ETCカードとしても使えるうえにメインカードとしても使えるオトクなクレジットカードのみを選抜しました。
マニアが胸を張っておすすめできるETC機能付きのクレジットカードは以下の通りです。
- オリコカード・ザ・ポイント
- イオンカード
- JCBカード
- 楽天カード
- セゾンカード
- ファミマTカード
ではさっそくそれぞれのクレジットカードの詳細を紹介してきましょう。
オリコカード・ザ・ポイント
- 年会費はクレジットカード、ETC共に無料
- ポイント還元率が0%
- Amazon、楽天、Yahoo!でショッピングすれば、さらに1%還元追加される
- 利用開始して半年間は還元率0%
- 電子マネー搭載(iD・QuicPay・アップルペイ)で、すぐに利用できる
- 紛失・盗難時の保障がついてくる
- 家族カードも無料で発行可能
特にインターネットショッピングをする人には推薦したいカードです。
理由はAmazon・Yahooショッピングなどインターネットショッピングモールでポイントが2倍になります。
プライベートで日常的にクレジットカードを利用する人には便利で安価なカードです。
オリコカード3つの特徴を大解剖!マニア厳選のおすすめカードも紹介
イオンカード・セレクト
- 年会費がクレジットもETCも無料
- 基本ポイント還元率5~1.0%
- イオンお客様感謝デーは5%値引きになる。
- 利用頻度に応じてゴールドカードに無料でグレードアップできる
イオンにお世話になりがちな地方民におすすめのクレジットカードです。
イオンカードには様々な種類がありますが、普通はポイント対象外となってしまうWAONチャージもポイント還元する唯一のイオンカードです。
2ポイント取得できるから、これなしにWAONを使用するのは本当にもったいないですよ。
20日30日お客様感謝デーは、全国のイオン、マックスバリュなどで5%引き下げで買い物できます。
1%還元という高い還元率の上、そのうえ割引されるのでイオン系列にいく人には絶対おすすめですよ。
JCBカード(一般カード)
- カード年会費が当初1,250円から年50万円利用で翌年無料
- 条件付きで年会費を初年度無料にできる
- ETCカード年会費は最初から無料
- ポイント還元率は5%
- ポイントはJCB加盟店で2~5倍になる
- セブンイレブン、アマゾンでポイント3倍、スターバックスはポイント5倍
- 国内・海外旅行保険が最高3000万まで補償してくれる
日本で唯一の世界で使用できる国際ブランドクレジットカードです。
支援体制や顧客サービスは定評があります。
JCBの強みは、レジャー施設やホテルなどでもJCBカードを利用する人にだけの割引や無料サービスが提供されている点です。
JCBの特別公式サイトでオンラインによる申請で初年度年会費が無料になります。
それ以降も「明細書をWebで見る」「年50万円以上利用」の2つを満たせば無料化します。
またセブンイレブン、アマゾンでポイント3倍、スターバックスはポイント5倍になるのも魅力です。
これらのサイトやお店で使用するなら、どのカードよりポイントが還元されます。
楽天カード
- カード年会費が無料
- 100円単位でポイントがつく
- ポイント還元率1~3%
- 楽天市場での買い物はいつでもポイント4倍
- キャンペーン利用時には還元率は5~10%以上にUPする
- 最高2,000万円の海外旅行保険がついてくる
- VISA、MasterCard、JCBから選べる
発行数、日本一のクレジットカードです。
楽天市場にログインすれば、ポイントがいくら貯まっているのか一目瞭然。
楽天市場の利用と還元率が破格的な4%(100円で4円)。
通常の買い物でも100円で1ポイント(1円)もらえます。
インターネットショッピングモールでカードを不正利用された場合、保証されることができます。
エネオスのガソリンスタンドなら100円当たり20円程度のポイントが付与されます。
年会費永年無料でこのレベルの補償がついた楽天カードは少ないです。
カードの新規加入時からポイントをもらえるのも魅力です。
ただ先述したように楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードはETCカードの年会費は無料ですが、ノーマルグレードの楽天カードはETCカード併用型にすると年会費が有料になってしまいます。
ノーマルグレードの楽天カード無料にする方法は、楽天会員を「ダイヤモンド会員」や「プラチナ会員」に上げる必要があります。
楽天カード6つの特徴を大解剖!学生用やマイル特化のカードも解説
セゾンカード・インターナショナル
- 年会費はクレジットカード機能、ETCカード共に無料
- ポイント還元率は5%
- 「永久不滅ポイント」が適用される
- セゾンカウンターで利用申請すれば当日発行も可能
- 西友・サニーなどでのショッピングが5日20日は5%off
- 家族カードも年会費・発行費用共に無料
SEIYUなどの大型マートで割引があり、一人暮らしから主婦まで女性に人気で、生活費の節約に味方するカードです。
交換対象が多様なポイントは有効期間もないので、クレジット支払いをしない人でもマイペースにポイントを集めることができます。
セゾンカード4つの特徴をシンプルに解説!審査難易度も完全ガイド
ファミマTカード
- 年会費がクレジットカード、ETCカード共に無料
- ファミリーマートでの利用で最高5%ポイント還元
- 基本ポイント還元率が5%
- Vポイントがザクザクと集まる
ファミリーマート利用時に相当安くなるため、ETCカードとしてメインで使いつつ、ファミリーマートを使用するときのみの決済用カードで持っている人も多いです。
利用料金に応じてポイント還元率が上がるアップグレードサービスもあります。
海外旅行の時はカードを持っているだけ”でJCBラウンジを利用できるなど、会員だけの手厚い恩恵を受けられます。
さらにTSUTAYA会員証の機能を追加することもできるのも魅力。
他のTカードの系列会社への信用とは違って、ファミマTカードならTSUTAYAの年会費が無料になります。
ここまででは、「マニアおすすめの年会費が無料のETCカード」をお伝えしました。
クレカマニアが使っているETCカードは何なのか、理解していただけたのではないでしょうか。
次に紹介するのは、「審査なしで手に入る無料のETCカードはあるのか」です。
審査なしで手に入る無料のETCカードはあるのか
ETCカードを求める人の中には「審査なしでは手に入るETCカードはない?」と思っている人が多いです。
結論から話しましょう。クレジットカード機能のあるETCカードなら、「審査なし」はあり得ません。
クレジット支払いはたとえ一括でもカード会社が、一時的に支払をします。つまり立て替えしているのです。
返済する確証が持てない相手に立て替えをすることは出来ません。
そのため必ず事前に「個人信用情報機関」と連携して申請者の審査をするのです。
しかし逆に言えば、クレジット会社を通じた支払いさえなければ、審査が必要ないことを意味します。
どうしても審査なしでETCカードを手に入れたいなら、クレジットカード機能が付随しないETCカードに申請しましょう。
唯一のクレジットカード機能なしのETCカードが「ETCパーソナルカード」です。
基本的な使い方は他のETCカードと変わりません。
ETCマイレージに登録すれば、還元率でポイントも集めることができて、深夜割引などもETC料金差もありません。
ETCパーソナルカードと別のETCカードと異なる点
ETCパーソナルカードは信用会社ではなく、NEXCOと首都高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社が共同で発行しています。
クレジット会社を経由せずに直接道路事業者に料金が支払われるため、カード発行に際して審査がありません。
実際の利用の上においては、他のETCカードとどのような違いがあるのでしょうか。
利用料金は口座振替
ETCパーソナルカードを利用した通行料金は、指定の銀行口座から一ヶ月ごとに引き落とされます。
当然、分割払いはできず、請求は一ヶ月単位になり振込みは毎月27日になります。
年会費1,234円(税込み)かかる
残念ながらETCパーソナルカードには年会費がかかります。
つまり、審査なしで年会費が無料のETCカードは現時点では存在しないのです。
クレジットカードとETCも含めて年会費がないものが多いことを、考えると少し痛いポイントですね・・・。
保証金が必要
ETCパーソナルカードは、審査はありません。
しかし無条件に発行するわけではないのです。
ETCパーソナルカード申請時には「保証金」を入金するように案内があります。
保証金をいれなければカードは利用できません。
とはいえ、保証金は手数料などとは違い、あくまでも預託金です。
カードの解約の際、返還される仕組みになっています。
ただ金額が小さくなく、少なくとも40,000円はかかるのがネックです。
案内どおり、保証金が入金されていないとカード機能が止められてしまうので注意してください。
まとめ
以上、「無料のETCカード」をテーマとして、主に3つ知識を解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
紹介してきた3つの知識さえ押さえておけば、「無料のETCカード」に関する知識はすべて網羅できています。
今後ETCカードを申し込みする機会があるなら、今回紹介した知識をぜひ参考にしてみてください。